アゲハ観察日記・越冬編
2014年 12月 03日まだ虫観察は続いていたんである。
虫画像が平気な方、よかったら読んでください。
↓

アゲハ観察日記、秋編の最後の方にいた若齢幼虫。
終齢になったので保護しました。
一応、保護は終齢になって2~3日後まで待つことに
決めていました。
世話とかいろいろ大変だし。

その個体も無事蛹化。
写真じゃわかりづらいのですが、細くて小さな蛹です。
寒くなると幼虫の成長も遅くなり、小さいまま蛹になることが
多いです。

その後、蛹ポケットに移して、秋編の最後に蛹になった
個体の横に貼り付け。
仲良く越冬していただきたい。
秋編の最後に生まれた三兄弟も、成長が遅いながらも無事に
育っていました。
そんなある日。

カメムシ。
じーっとしてるんですが、ずーっといるんですね。
手前にぼんやり若齢幼虫が写ってますが、ほんとにすぐ
近くなんです。
調べたら、やっぱり、イモムシの天敵らしい。
ちゅーっと吸われるらしいです・・・。ひぃぃぃぃ。
保護は終齢から、と心に決めていたんですが、一日に何度も
見に行くほど気になってしまい、ついに保護することに。
若齢から保護すると結構時間がかかりますが、なんとか
三匹とも終齢にこぎつけました。


越冬スイッチというのは若齢の時の日照時間で決まるの
だそうです。
なので、虫かごを遮光カーテンと窓の隙間においていたんですが、
外の外灯の明かりがぼんやり入るのでさらに夜には布をかけたり
あれこれ世話を焼いていました。
ほら、世話大変でしょ・・・この時期の幼虫は成長が遅いから
なかなか蛹になんないし。

しかも、外に比べると暖かいのか、のんびり葉っぱを食べて
この時期にしては十分な大きさになってました。

こんな感じで前蛹になって、

こんな感じで蛹化。
夏の蛹化は1日なのに、この時期は前蛹から蛹になるのに2日
かかりました。
同じ材質の虫かごの蓋の裏で蛹化したのに、緑タイプと褐色タイプに
分かれました。
緑になるか、褐色になるかは、蛹化する場所の材質の手触りで
決めるらしいんですが、まだまだ謎は多い。
うまいこと同じ向きで蛹になってくれたので、このまま立てて保存します。
写真はないけどもう一匹も無事蛹化。

計五匹、ダンボールに入れて、

フタ(虫よけネットつき)をして出来上がり。
ベランダに置いときます。
なんとなく色が黒っぽい気がして、羽化か?羽化の兆候か?と、
二週間すぎまでは毎日チェックしてましたが、なんとか越冬体制に
入ったようでほっとしています。
この中から何匹が羽化できるか、ドキドキです。
やー楽しみですね!(私だけか?)
そして今年のアゲハ観察日記も終了です。
お付き合いくださいましてありがとうございました~!